竪琴は、
メソポタミア時代の壁画には
すでに描かれていたと云われ、
大変古い歴史のある楽器ですが、
いったん歴史の表舞台から姿を消したと言われています。
現代の竪琴としてのライアーは、20世紀前半、
ドイツのルドルフ・シュタイナー氏の
思想に基づいて生まれた弦楽器です。
そのゆったりとした響きは、
音楽療法などでも用いられています。
英語では Lyre ドイツ語でLeier(ライア)と読みます。
一般に
Leier「ライア」または
「ライアー」と呼ばれています。
現在は教育楽器・演奏楽器としても、ドイツを中心に世界中に広まっています。
弦はすべて
金属弦が使われ、アルトライアー、ソプラノライアーなどがあります。
スタジオジブリの映画
『千と千尋の神隠し』の主題歌、
木村弓さんの「いつも何度でも」の伴奏で知られるようになってきました。
ドイツを中心に、いくつかのライアー工房が製造しています。
はせがわともみが演奏で使っているライアーは、
オーストラリア在住
マリー・ライト氏の
ティアドロップ・ソプラノライアー41弦です。
現在、同じ形のライアーの制作は行っていないそうです。